どんどん手放しましょう!
考えていては終わりません。
たしかにそうですね。
たくさんの物を目の前にして、
コップ一つ、靴下一足で悩んでいたら、
一日かけても片付きません。
家族が遺したものを片づけるのは、
相当な労力と時間がかかりましたが、
かなりすっきりしました。
一段落ついた。
のんびりしよう。
それなのに、
常に手放すものを探している
自分に気づきました。
物が少なくなると、目に入る物すべてが
不要に思えてしまうのです。
これもだいぶ使っていないな、
これもこれも、いらないかな。
そうして、ひとつずつ、ひとつずつ……。
手放してゆきました。
今、少し後悔しています。
手放した物たちが
こころに浮かんでは消え、浮かんでは消え。
勢いも大切ですが、
ある程度片付いたら、立ち止まって考えましょう。
後悔しないために。
すっきり片付いたら嬉しい♪ でも、こころの入った物たちをうっかり手放さないように。どんなに古びても触れるとたくさんの思い出が蘇ってきます。映像とは違うやさしい思い出が。
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本日の一杯 ☕
立ち止まって、こころを確認する
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わたしは、こころを失って
片付けマシーンのように
作業をしていたことがありました。
収納に押し込まれた古い百科事典やら
開封していないタオルや毛布、
食器などの箱、大量の衣類……。
とにかくいらない、使わない。
廃棄費用だって値上がりしていく。
ため込んだ持主たちに、
苛立ちさえ感じていました。
現実的なことばかり考えていました。
自分の物も少し古びたら
ただ視界から消し去りたくて、
ソワソワしていました。
5年以上愛用のデニムも処分候補。
でも、同じサイズ感はそうそうないし、
使い込んだ肌触りがなめらかでいい。
これを手放したらまた後悔してしまう。
膝が抜けたら繕ってみよう!
わたしらしいやり方で。
今までありがとう、
とデニムに言える時がくるまで。
やさしく物に向き合わなかったこと、
後悔と反省することしきりです。