どうして、皮と肉で「皮肉」なのでしょう。
いい意味で使うことはないですね。
どうやら「皮肉骨髄(ひにくこつずい)」
という仏教用語が語源らしいです。
皮と肉は表面にあるので、
「本質を理解していない」、
骨と髄は内側にあるので
「本質を理解している」。
弟子たちの修行を評価する基準です。
皮・肉・骨・髄
4段階評価なのですね。
鶏肉などは、皮も肉も
おいしくいただくけれど、
鍋などには骨からも
よい出汁がとれます。
わたしは修行とは程遠い、
食欲の秋です。
「このしいたけ、肉厚ですよ!」と聞いたら、立派でおいしそうなしいたけを想像します。「このしいたけ、厚みがありますよ!」より厚い感じがします。「肉」という言葉の印象でしょうか。会話にも栄養を届けてくれそうです。
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本日の一杯☕
大人になっても気づかないことだらけ
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果肉とか梅肉とか、
皮の内側を肉といいます。
朱肉も、赤くて厚みがあります。
肉眼、肉筆などは、
生ということなのでしょうか。
肉親は……。
肉ではないものを肉ということが
不思議でした。
奥深い「肉」。
考えるきっかけになりました。
今週のお題「肉」