なごみカフェ 

~豊かなこころで、シンプルな暮らし~

身の回りの肉

 

どうして、皮と肉で「皮肉」なのでしょう。

いい意味で使うことはないですね。

 

 

どうやら「皮肉骨髄(ひにくこつずい)」

という仏教用語が語源らしいです。

 

皮と肉は表面にあるので、

「本質を理解していない」、

骨と髄は内側にあるので

「本質を理解している」。

 

弟子たちの修行を評価する基準です。

 

皮・肉・骨・髄

 

4段階評価なのですね。

 

 

鶏肉などは、皮も肉も

おいしくいただくけれど、

鍋などには骨からも

よい出汁がとれます。

 

わたしは修行とは程遠い、

食欲の秋です。

 

f:id:nagomi_cafe:20210921084157j:plain

「このしいたけ、肉厚ですよ!」と聞いたら、立派でおいしそうなしいたけを想像します。「このしいたけ、厚みがありますよ!」より厚い感じがします。「肉」という言葉の印象でしょうか。会話にも栄養を届けてくれそうです。

*********************

 本日の一杯

 大人になっても気づかないことだらけ

*********************

果肉とか梅肉とか、

皮の内側を肉といいます。

 

朱肉も、赤くて厚みがあります。

 

肉眼、肉筆などは、

生ということなのでしょうか。

 

肉親は……。

 

肉ではないものを肉ということが

不思議でした。

 

奥深い「肉」。

考えるきっかけになりました。

 

 

 

今週のお題「肉」