なごみカフェ 

~豊かなこころで、シンプルな暮らし~

初めてのフランス一人旅~1

思いがけず、長期休暇が取れると

わかったときのことです。

 

フランスに行きたくなりました。

 

言葉もわからないし、

なんの準備もしていません。

海外に一人で行ったことすらありません。

 

休暇は三週間後。

 

フランスに行く、

ということだけ決めました。

パリで食べたクロワッサンはどれも最高でした。日本でもおいしいクロワッサンはあちこちで手に入るのですが、1番にはなりません。クロワッサンを食べるためにだけパリに行きたいとさえ思います。作り方や素材の違いもあるのでしょうが、気候も関係しているかもしれません。日本で夏にバゲットを買うと、パリッと感が冬とは違うので、バゲットは冬と決めています。クロワッサンとカフェオレの朝食は味気ないなぁ、と思っていたのですが、こんなにおいしいなら、十分しあわせです。

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 本日の一杯

 気持ちを優先すると楽しい

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シャルル・ド・ゴール国際空港についたとき、

不思議な感覚になりました。

 

 

ただいま。

 

 

ほっとしたことを覚えています。

 

 

わたしは小心者なので、

治安や文化の違いに、

ビクビクしていました。

 

 

入国手続きは、

日本人の団体客の後になりました。

 

団体客が去って、一人の男性が空港係員と

楽しそうに話しています。

 

機械的な事務処理の後の息抜き、

といったところでしょうか。

 

男性が去り、

わたしがパスポートを差し出すと、

 

「フランス語はできますか?」

 

「ほんの少し。」

 

片言のフランス語で言うと、

 

 

「行ってよし!」

 

一人で来たなら、

フランス語くらいできるよね、という

彼の気持ちはよくわかります。

 

 

さて、荷物をピックアップしましょうか。

 

 

荷物受取所につくと、

大量の荷物がターンテーブルに乗って

運ばれてきますが、待てど暮らせど、

わたしのスーツケースは出てきません。

 

次第にターンテーブルの荷物が少なくなり、

人も減ってゆきました。

 

……まさかの、ロストバゲージという

やつでしょうか。

 

わたしは通りかかった空港係員を呼び止め、

英語とフランス語がごちゃまぜになった、

意味不明の言葉を必死で口から発しました。

 

その人は、余裕の笑顔でゆったりと、

 

「待っていれば大丈夫です。」

 

 

ずっと、待っているんですけど。

出てこないんですけど。

 

ガイドブックにあったように、

対策はしたはず。

 

記念にと、他国のステッカーなどを

貼ったままにしておくと、

そちらに送られてしまうことがあるとか。

 

もう、数個しか荷物が乗っていない

ターンテーブル

ぼーっと見つめていました。

 

すると、とまったルーレットのボールが

ひょこっと動いたかのように、

 

わたしのスーツケースが、

ターンテーブルにはきだされました!

 

なんだったのだろう……。

 

 

そんなことがあったけど、

ワクワクは加速してゆきます。

 

 

ずっこけ気味に、

わたしの旅は始まりました。

 

 

 

今週のお題「行きたい国・行った国」