なごみカフェ 

~豊かなこころで、シンプルな暮らし~

こどもの好奇心は無限~ヒヤッとする遊び

 

子供の頃は親戚が集まって

よくキャンプに行きました。

 

同年代の子供が多かったので、

とても賑やか。

 

大人と子供、それぞれのコミュニティができ、

楽しんだりリラックスしたり。

 

そのいくつもが、

楽しい思い出として

こころに残っています。

 

こどものこころは、なんて真っすぐなんだろう。やってみたい、と思ったらもう身体が動いている。 盆栽の姫リンゴを食べちゃったこと、空き家に忍び込んだこと、屋根や木に登ったこと……おとなをヒヤヒヤさせることがたくさんあるけど、どうか許してほしい。失敗もちゃんと学んでいるから。 未来に向けて出発! 冒険は始まったばかり。

 

*********************

 本日の一杯

 経験が危険回避につながる

*********************

晴れた夏の日、

親戚たちと川の畔にキャンプに行きました。

 

落ちついた場所は、川のすぐ近く、

向こう側は岩壁です。

 

子供たちは水着になり、

水遊びを始めました。

 

岩壁の上の方には木が茂り

葉を川面に落としています。

 

そのあたりは、川が少し膨らみ

焼いて膨れたお餅を横にしたような

形状をしていました。

 

(葉は動いていないから

 きっと流れが緩やかなんだ。

 岩壁まで行って壁を蹴って戻ってこよう)

 

 

そうして泳ぎはじめました。

 

 

ところが、

川の中央付近に差しかかると

 

(足がつかない!)

 

流れが速くて、

川底がえぐられていることに

気づきました。

 

 

もどろう、と思った瞬間

もう流されていました。

 

必死に泳いでも

岸には戻れません。

 

そうこうしているうちに、

川が大きく曲がり、

片側は岩壁、片側は森林という

光景が目に飛び込みました。

 

 

(あそこまで行ったら、

 戻れなくなっちゃう!)

 

 

すると、

どこからきたのか、

大きな茶色の犬が隣にいました。

 

わたしは夢中でその犬につかまり

たぶん必死に泳ぎ、岸につきました。

 

疲れ果てて声もでません。

犬はブルブルっと震えて体の水をはらい、

どこかへ行ってしまいました。

 

犬を労う余裕など、

まったくありません。

 

しばらくその場にへたりこみ、

体力が回復したので、

歩いて皆のもとに戻りました。

 

歩きながら考えていたこと。

 

(なぜ大人達は気づかなかったの?

 なぜ助けにきてくれなかったの?)

 

だんだんと怒りに変わりました。

 

(ぜったい、いってやるんだ!

 わたしが大変だったってこと!)

 

 

叔母がわたしに気づき

満面の笑顔でいいました。

 

 

「あら~、遅かったわね~。

 はい、お昼のカレーよ。」

 

 

カレー皿を受け取ったわたしは、

一瞬でカレーの虜になりました。

 

 

そして、これまでのことは、

すっかり忘れてしまいました。

 

 

 

以来、だれかに話したこともありません。

 

 

こんなふうに、

今思うと、ヒヤッとする思い出が

いくつもあるのです。

 

 

このとき助けてくれた犬には、

本当に感謝しかありません。

 

 

今週のお題「何して遊んだ?」