ファッションに関する本はたくさんあるけれど、
2001年に出版されたこの本を、今でも時々読みたくなるのです。
「装いは工夫が大切。その工夫が個性なのではないか」と
この本を読んで感じます。
また「装いは人のためでもある」ということも。
文章とイラスト、若干の写真で構成されており、
いつ読んでも違和感はなく、
基本的なことはずっと変わらないのだとわかります。
ジャケットの仕立ての良し悪しは袖付けを見ればよい、など
勉強になることもたくさん。
第一印象、身だしなみから、人となりを感じとるのではないでしょうか。
ファッションに興味がないとしても、TPOに合わせたパターンを
用意しておいた方がよさそうです。
わたしはコシノ ジュンコさんのデザインする
服のイメージとは真逆の雰囲気だと思います。
それでも、コシノ ジュンコさんのお人柄とこの本に強く惹かれます。
『コシノジュンコの女の服装術―「知識、感覚、経験、判断」で服を着る トップデザイナーが教える自己演出の魔法』コシノ ジュンコ
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本日の一杯 ☕
経験が個性になる
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ひとつの服でいくつものコーディネートを
考えることが楽しいのです。
少ないお気に入りの服たちとは、長く一緒にいます。
楽しくないことはしなくてもいいのです。
コーディネートを考えるのが面倒なら、
ここちよく過ごせるように、
パターンを決めておくのもよいと思います。
簡単にだれかみたいにおしゃれになりたい!
という考えは、よけておいた方がいいですね。
楽しいことをするのに、努力するとは言わないかもしれません。
ただ、自分なりに考え、時間を費やし情熱を傾けることが、
個性を作ってゆくと思うのです。