口から出た言葉は、
その人の声や話し方と相まって
アイデンティティを確立します。
優しく語りかけるときは、
優しい話し方、言葉を選びます。
自然と表情も穏やかに、
こころも穏やかに。
怒鳴っているときは、
厳しい話し方、厳しい言葉を選びます。
眉が吊り上がって、口がとんがって、
こころはピリピリ。
このどちらかでしょうか。
感情の数だけバリエーションがあると思います。
ほんとうは、厳しいことを言わなければならない。
深呼吸して優しい言葉を選んでみる。
にっこりしながら、困っていることを伝えたり、
ゆっくりとした口調で穏やかに注意をしたり。
状況にもよりますが、
そうした方が相手のこころに届きますよ。
急がば回れ、です。
本の中にはたくさんのすてきな言葉が。こころにストックしておきましょう。
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本日の一杯 ☕
こころを整えて言葉を選ぶ
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早口で話す人は、きっと頭の回転が速いのでしょう。
次から次へと絶え間なく言葉をつなぎ、
聞き手を置きざりにしていませんか?
自分が話したいことを話すだけなら、
コミュニケーションはとれません。
まるで、たくさん服を持っていて、あれこれ着替え、
ワンマンショーをしているみたいです。
選ぶ言葉と、こころの状態は、リンクしています。
相手の話もきちんと聞けるように、
こころを整え、ひとつひとつ言葉を選ぶ。
早い人もいれば、ゆっくりの人もいます。
明るい声の人もいれば、静かな声の人もいます。
こころが整っていたら、
うっかりガラクタを出しちゃった、
ということはないでしょう。
こころが整っていないと、
言葉もあちこち脱線ばかり、
ひどい言葉も混ざってしまう。
捨てようと思っていたのに、使っちゃった。
失言続きでへこんでも、
意識すれば、きちんと整理できますよ。
がんばれ!