なごみカフェ 

~豊かなこころで、シンプルな暮らし~

否定的な言葉を控えた方がよい理由

「意見を言うとき気をつけること」で

主語は「自分」にしましょうと記しました。

では、「他人」で始めたらどうなるでしょう。

 

あなたは親切ですね。

妻は料理が上手なんです。

君はセンスいいね。

彼はすごく頑張っている。

彼女は太陽みたいにキラキラしてる!

 

このような言葉がならぶと、

こころがほんわかしませんか?

ゆったりした気持ちになるし、

幸せで前向きな感じもします。

言った方も言われた方も、まわりで聞いている人たちも、

こころがヴェールでふんわり包まれたかのよう。

 

おまえはホント意地悪だね。

アイツは料理がへたくそなんだ。

キミはセンスのカケラもないね。

彼は努力が全然足りない。

彼女はなんか暗い。

 

このような言葉を、使う場面が浮かびません。

わたしは文字にしただけで、とてもイヤな気分になりました。

言った方も言われた方も、まわりで聞いている人たちも、

どんよりした気分になるのではないでしょうか。

 

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同じような言葉を使っている人が引き合うようです。だから友達の友達と意気投合することがあります。

 

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 本日の一杯 

 使う言葉が、いつもの顔を作る

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なぜ否定的な言葉を控えた方がよいのでしょう?

だれかのこころを傷つけるから……もっともです!

 

否定的な言葉を使い続けると、

表情が言葉にマッチしてしまうから。

わたしはそれも大きな理由のひとつだと思います。

 

顔は表情を記憶してゆきます。

一瞬でどんなに素敵な笑顔が作れても、

ひとりでパソコンに向かっているとき、読書をしているとき、

記憶された表情になっていますよ。

頭のなかでも言葉たちは巡り、声にださなかったとしても

ちゃんと顔にはでています。

 

否定的な言葉を使うことが多いなら、どうか気をつけて。

眉間にシワがよったり、口をとがらせたりしているでしょう?

目つきが鋭くなって、文句もたくさん出ているのでは。

それでは、力になってくれる人が現れても去ってしまいますよ。

 

やわらかい笑顔を持っている人なのに、

もったいないと思ったことがあるのです。

 

あなたは少し配慮した方がよかったかな。

妻はあまり料理が得意ではないんですよ。

キミは独特のセンスがあるね。

彼は困っていることがあるのだろうか。

彼女は人見知りするのかな。

 

言い回しを少し変えると、

自然に相手を思いやる気持ちがこもった表現に。

そのような言葉を紡いでいけば、

笑顔で過ごせるのではないでしょうか。

 

環境や状況はすぐに変えることが難しいでしょう。

言葉ならなんとかなりそうですよね。

我慢するのではなくて、できることから。