個人的なもの、社会的なもの、
日常生活を送る上で、
たくさんのルールがあります。
個人的なものなら、
守らなくても問題はないし、
状況に合わせて変えてゆけますよね。
社会的なものなら、
守らないと罰せられることや、
従うしかないことがあります。
本当はもっと臨機応変に、
と思うこともあるのですが、
個人に向き合うには、時間や労力が必要です。
公平であるということも、なかなか難しい。
トラブルになりやすいのは、
家庭やグループなど、複数の人で
取り決めたルールではないかと思います。
普通はこう、と思っていることが、だれかとは違う。
こうしてね、こうしようね、
とお願いしたことや、決めたことができなかった。
ルールを主張する人たちは、正しいのだと思います。
でも、思いやりが少し足りないこともあると思います。
一方的に押しつけないように。
こころで動けるように、話し合いを重ねて、
お互いを理解しあえるようになるといいですね。
決めておかないと困ることもたくさん。わたしはこうしたらいいと思うのだけど、どう思う? わたしはこうしたらやりやすいのだけど、あなたは? 聞いてみましょう。そうしたら、お互いに気づくことがありますよ。「わたし、いつもこうしてるでしょ!」 なんて、突然怒ったら、きっと、相手はびっくりします。見ている方向が違っていたら、気づかないことって、ありますよ。
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本日の一杯 ☕
ルールでこころを縛らない
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朝の静かな通勤電車。
車中に響き渡るような大きな声で、
興奮気味に話をしている女性がいました。
となりにいる後輩らしき男性に、
ストレス発散しているかのように。
「だって、それが普通だし、一般常識、ルールでしょう?
時間過ぎちゃうってありえないよ! ルールでしょう?
普通の社会人としての服装ってさ、ルールでしょう?」
職場で気にさわることがあったのでしょう。
エンドレスで同じことを叫んでいます。
男性は、周囲を気にしながらも、
じっと耐えて聞いていました。
ルールを主張する人たちは、
守らないから責める、
マイルールとは違うから責める、
という行動をとりやすいと感じます。
日本の朝の通勤電車はたいてい静かです。
だから、わたしも、
普通は車中で大声で会話をしませんよ、
といってもよかったのかな。
ルールを主張する前に、
まず相手を思ってみましょう。
もしかしたら、守れない原因が、
なにかあるのかもしれません。