どうしても身構えてしまう人がいます。
とても良い人なのに。
「良い」にも色々あります。
元気、物静か、
おおらか、細やか
行動派、慎重派…。
ああ、正反対の要素もたくさん。
そうすると、たいていは良い人に当てはまるのですね。
苦手意識は、わたしの器が小さいことや、
細かいことを気にしすぎることから、
発生しているのかもしれません。
なんでも「過剰」だと、
プラス面がマイナスに働くことがあるものです。
困っている人を見たら迷うことなく手をさしのべる。そういう人は損得勘定がなく、こころから優しいのだと思います。強いのだと思います。そういう人にわたしもなりたい。弱いこころのままだと、自分を守ってしまうもの。
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本日の一杯 ☕
行動を変えると考えも変わる
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「今まで生きてきて、苦手と思う人がいないの」
そういう人がいます。
相談があるからと話を聞いていると、
職場では上司に無理難題を押し付けられ、
休日にも仕事をしている……。
わたしは思わず聞いてしまいました。
その上司をどう思っているの、と。
「ちょっと難しい人。
こんな風に思うのは初めてだから戸惑っているけど」
彼女の相談は仕事についての具体的なことでした。
わたしは相談ではない話にフォーカスしていました。
こんな風にも言っていました。
「職場でワード・エクセルができる人を採用したのだけど、
実際はできなかったの。それなのに、みんな教えてあげないの。
どうしてだろう」
それは、話が違うからではないでしょうか。
できないならできるように、自分で努力しないと。
わたしがそのように答えると、彼女は笑って言いました。
「意地悪な考えだね。だってできないものはできないから、
教えてあげればいいじゃない?
あなたみたいな考えの人がいるから、弱者が傷つくのよ」
彼女をいつもすごいと思うのです。
子どもの頃からそうでした。
目の前の問題をどう解決するかにフォーカスするので、
不安や恐れが入り込む隙がないのです。
感情に左右されないのです。
このようなやりとりの後、
わたしはひどい人なんだと認識しました。
ちょっと良い人よりだと勘違いしていたので、
恥ずかしくなりました。
それからは、優先順位が一番のことに
向き合うように気をつけています。
こころを変えようと思ってできなければ、
まず行動から変えてみましょう。
そうすると、こころが後からついてくるのです。