これまで生きてきて
訪れた街はたくさんあります。
観光、所用、
ときには偶然に。
そこで出会った、
こころを奪われるもの。
それは、
ガイドブックに載っていないし
多くの人の共感はきっと得られない。
わたしだけの視点で
切り取った記憶が集まって、
できた街があります。
歩いてどこまでも行けるコンパクトにまとまったパリは、好きな街のひとつです。高い建物がないので空が広く、自然や芸術が生活に溶け込んでこころが満たされます。街中に立つ市場に行くと日常生活の大切さも感じます。そうそう、シュークリームはケーキ屋さんで売っていません。それは家で作るものだから。メリハリとバランス、そこに惹かれるのです。 「わたしだけの街」はメリハリがなくバランスを欠いているかもしれません。楽しそうだけど、きっと暮らしが成り立たないでしょう(笑)。それでも、この街を整備してゆきます。こころの中は自由ですもの!
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本日の一杯☕
とらわれることなく、もっと自由に
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今日、行きたい。
ある日、そう思って、新幹線に乗り
東北の地に降り立ちました。
とある美術館で開催されている
一枚の絵が、
どうしても見たかったのです。
目的を果たし、
土地感もない場所を、
ふらっと歩きました。
おそらく車での移動が
一般的なそのあたりは、
歩いている人はほとんどいません。
公園をみつけました。
初夏だったでしょうか。
緑が眩しく、
生命力のある太陽光が
注いでいます。
無人。
足元に広がるクローバーに気づき、
自然と
四つ葉を探し始めていました。
発見!!
名前も場所もはっきり覚えていない
その公園は、
わたしの街の一部になりました。
今週のお題「好きな街」