定番のルームソックスが
2種類あります。
そのうちひとつは、
叔母の手編みです。
初めて家に届いたとき、
大量で、好みではなくて、
絶句しました。
どうしよう。
クレヨンのようなカラフルな色。
三角形の角が履き口で、
折り返しておしまい、という単純な作り。
歩きにくそう。
そうして、その袋を閉じ、
物入れに押し込んでいました。
「色はこんな感じで、こんなデザインがいいな。」そう叔母に伝えたら、とても素敵なルームソックスを作ってくれました。まずは相手の気持ちを受け止めて、自分の希望を伝えてみる。そんな風にできたら、お互いこころ穏やかに過ごせるのかな、と思います。
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本日の一杯☕
こだわり過ぎて疲れないように
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足が冷えるな、と思ったある日、
そのルームソックスを思い出しました。
いつものソックスを履いたまま、
足を入れてみました。
そうすると、とても温かいのです。
折り返した三角の部分は、足の甲を温め、
少し履いていると、
足の形に馴染んできます。
洗濯を繰り返してもヘタレません。
恐る恐る友人に分けたら、
とても気に入ってもらえ、
洗い替えもほしいと言ってくれました。
わたし、何をそんなに
拒否していたんだろう。
もっと楽な考え方が
あったかもしれない。
そんな風に思いました。
もう叔母のルームソックスは、
手に入らない。
わたしは、何か大切なものを
取りこぼした気がしました。
もう一つは、とても人気のある
TOIVOというフィンランドの
もこもこソックスです。
ルームソックスなのに、この値段?
と思ったのですが、
デザイン性もさることながら、
快適なこと、この上ない!
洗濯にも耐え、長く愛用できます。
お気に入りの一番の理由は
しめつけ感がないこと。
ふんわり足にまとって、
空気がじんわり温かい。
なんともいえない、ここちよさ。
こころが満たされること。
それは暮らしてゆく中で
大切なことだと思います。
求めたら、
身近なところでみつかるかもしれません。
今週のお題「お気に入りの靴下」