店頭で一目ぼれした靴に足を入れてみて、
すぐに購入できることは多いでしょうか。
その靴を履いて快適さは続くでしょうか。
もし、そうなら、恵まれた足に感謝してくださいね。
洋服なら手直しできるものもありますが、
靴はなかなかむずかしく、
靴に足を合わせておられる方も多いでしょう。
中敷きやパッド、靴下などで調整できるなら、
問題はありません。
わたしの足は、幅が狭く、踵が小さく、指が長いのです。
試し履きをしようと靴を脱ぐと、お店の方が
あぁ……、とがっかりします。
「残念ですが、お客様に合う靴の取り扱いがございません」
幅の狭い靴を扱う専門店のいくつかで、そう宣告されました。
踵のサイズは類を見ないほど小さいそうで、
摺れて本来の踵の上にもうひとつ、自ら踵を作っているのです。
疑似踵! 笑えます。
日本で快適な靴を手に入れるには、
もはや、フルオーダーしかないかと思います。
でも、なぜか海外の日常使いのメーカーの靴が
しっくりくることもあるのです。
わたしにとって、靴探しはとても大変です。
サイズが合うことはもちろんですが、色もデザインも
わたしのテイストに合っていてほしい。欲張りです。
みなさまはいかがでしょうか。
立ち姿はバッチリなのに駅まで歩けない、という靴はありますか? パーティーに行くなら会場で履きかえてもよいのでは。用途によって使いわけた方がよい場合があります。
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本日の一杯 ☕
失敗を恐れず、知識と経験を増やす
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靴が好きです。
ですから、知識と経験を増やしながら、
あきらめず靴探しをしています。
今では、足を入れた瞬間に、判断できるようになりました。
調整の範囲を超えてしまう靴を、購入することはありません。
こういう形ならここに気を付けよう、とパターンがわかると、
選べる靴があるものです。
たくさん失敗もしました。
踵に合わせたら足長が足りなくて爪が圧迫されてとれちゃったり、
幅が狭くても踵が大きくて歩けず散財に終わったり……。
安価な靴がダメなわけでもなく、
高価な靴がよいわけでもありません。
自分の靴を作るために靴職人になろうかと、
学校のパンフレットを見つめていたこともありました。
だから、いつかは、ぴったりの靴、と思うのです。
Meduce(フランス):日本ではレインブーツとして紹介されていますが、フランスではガーデニングなどで使うことが多いようです。足首がホールドされるので、慣れるまで着脱に時間がかかるかもしれません。ロングタイプを愛用しています。少し重さがありますがフォルムがとてもきれいで、手持ちの靴で一番ぴったり。歩きやすいです。履き口についているチャームのモチーフは、くらげ(meduce)です。しとしと降る雨なら、ショートタイプが活躍。レディースもメンズも。