ビックシルエットの流行が続いています。
ゆるっとしたシルエットは、ほっこり優しい感じ。
それでも、大きければよいというわけではなく、
バランスがよいサイズは、人それぞれです。
わたしが考えるジャストサイズは、スタイルがよく見えて、
着ごこちがよいサイズ。
もし、身体に沿うように服を作ったら、
逆に欠点が目立ってしまうこともあると思うからです。
もう少しウエストの位置が高かったら、もう少し腕が長かったら……。
そういう思いを、服で補う。
それが、装うことの楽しみの一つかもしれません。
「ぴったり」と「ぴちぴち」は、言葉からも違いが伝わります。
余裕があるのか、全くないのか。
動いたときによくわかります。
つり革につかまったとき、椅子に座ったとき、など。
試着室では、真っすぐに立って鏡を見ることが多いので、
動作が伴うことを忘れてしまいがち。
スタイルがよく見え、着ごこちがよい服。
それが、きっと、お気に入りの一着になると 思います。
クローゼットは、こころを映す鏡。整理されていると、少数でも足りていると思えます。
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本日の一杯 ☕
ジャストサイズをみつける
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もし、おしゃれに迷いや悩みがあるなら、
ファッション誌を眺めても、解決しないかもしれません。
似合う、似合わない、がわかる服が手元にあれば、
サイズを測ってみましょう。
肩幅、身幅、裾幅、袖丈など。
そうすると、なんとなくよさそう、このくらいなら大丈夫、
と選んでみたけれど失敗、ということがぐん少なくなります。
試着室は、縦長に映る鏡があったり、照明の色であったり、
判断が難しいことがあります。
サイズのデータは、判断を助けてくれますよ。
試着したデニムのシルエットが、なんとなく……と思ったら、
バッグからメジャーを取り出します。
わたしは、裾幅が13~15㎝がベストなのに、
16cmだからしっくりこないのね、と理由がわかります。
もちろん、一瞬で似合うとわかったり、
一瞬で笑えたりするものは、測らなくても大丈夫。
出会いと別れに感謝しましょう。
時間がかかるかもしれませんが、
次々と新しいものを手にするより、
似合う似合わない、の理由がわかるとすっきりします。
そして、服の数はどんどん減ってゆきます。
選ぶ基準がわかると、簡単にみつからないからです。
サイズや色、デザインが、あなたの魅力をひきだしてくれる服を
選べたら大成功。
クローゼットに同じような服が並ぶのは、ステップアップした証拠です。
よいことだと、わたしは思います。
楽しく買物ができるようになるのは、まだ先になりそうですが、
次の季節を待つ間、クローゼットを見直してみては。
さあ、メジャーを持って、
あなたの、ジャストサイズを、探してみてくださいね。