なごみカフェ 

~豊かなこころで、シンプルな暮らし~

ちょっとツライがちょうどいい? 快適を求めすぎたツケ

 

古い木造家屋は階段が急で、

木枠の窓は換気がいらないほど。

かつて、そんな家に住んでいました。

 

冬はとても寒いのに、

ルームシューズを履くのが

煩わしかったのです。

 

いつもつま先立ちで移動して、

料理をする時は片足立ちでした。

 

独立したキッチンに空調設備を入れるのは

経済的ではなかったのです。

 

でも、その家が好きでした。

 

古びた木の歴史を感じる重厚感。

くぐもったガラスの柱時計は、

夜中であろうと、

やさしい音で時を告げていました。

 

冬には、

とびきりあたたかいリビングに

家族が集まって話をしたり、

ぞれぞれ好きなことに没頭したり。

 

自室にこもることは、なかったのです。

 

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電子レンジのオーブン機能を使ったら、プレートに油焼けの跡が残って大慌て。普段の手入れがゆき届かなくて、油がふき取れてなかったのに高温にしたから。説明書を見たら、クリームクレンザーを丸めたラップでふき取るように、と記されていました。クリームクレンザーがないので、歯磨きチューブで試してみました。同じ研磨剤だから。ラップでクルクルふき取ると、きれいになりました。こんな風に、ひらめきに救われることもあります。そして、家電の多くの機能をほとんど使っていないことに気づくのです。

 

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 本日の一杯 

 ついで、を利用する

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その後、寒さ対策のグッズも増え、

あたたかいルームシューズが

手放せなくなりました。

 

なんて快適なの!!

 

つま先立ちで歩くことも、

フラミンゴみたいに立つことも、

なくなりました。

 

そうしたら、

 

猫背になっている…確実に。

 

背中が、まあるく形状記憶?

 

 

そこで、考えました。

 

ジムに行かずにできることはないかしら。

 

掃除は家事ではなくて

レーニングだと思おう。

 

日常生活で負荷をかけよう。

 

家の中は、片付いてはいるものの、

掃除どころがいっぱいです。

 

こころがけるのは、いつもより丁寧に。

 

洗顔や歯磨きには、下腹を鍛える体勢で。

椅子には浅く座り後ろに重心を…などなど。

 

ラク、と時々は身体をゆるめることも

大切だと思うのです。

 

でも、そればかりだと、後悔することも。

 

日々の暮らしの中に組み込んだら、

その積み重ねが、健康を支えてゆきます。

 

場合によっては、週一回のジム通いより、

効果があるのでは。

 

各部屋が快適になったら、

同じ家に住んでいても、

一人暮らしのような感覚に

なることがあるかもしれません。

 

それも、よしあしですね。

 

こころの健康も考えましょう。

 

なにか違うな、と感じたら、

いままでのやり方を見直して。

 

ほんの少しだけ、負荷をかけた生活が、

頑張る気持ちと元気な身体を

つくっているのかもしれません。