近視が強く、眼鏡では矯正がむずかしいとのこと、
強制的にハードコンタクトレンズを使うことになりました。
もう、数十年も前のことです。
その頃、酸素透過性レンズはあまりなく、
透過率が高いほど高価でした。
慣れないうちは、なくしてしまうこともあるし、
手入れが楽だからと、透過率ゼロの、
普通のレンズをすすめられました。
「視力が変わったり、レンズが傷ついたりしなければ、
半永久的に使えますからね」
そう言われました。
朝、洗って着け、
夜、外したら保存液を入れたケースへ。
たしかに、かんたんです。
しばらくすると、それすらしなくなりました。
朝、専用のクレンザーで洗い、
夜、ほったらかし。
ある時は、タオルの上に置いたことを忘れ
そのまま洗濯機へ。
救出できてほっとしましたが、
傷がついているに違いありません。
眼科に行き、
「洗濯機で洗ってしまって……」
と伝えたら、
「だからきれいなんですね。
まったく問題ありません」
ある時は、駅に向かう途中、
風にあおられ傘の柄が目にあたり、
レンズを落としてしまいました。
下を向いたら、キラッと光るものを見つけ、
地面に指をつけたらレンズです。
そのまま駅に行き、
無事に目に戻すことができました。
ある時は、出先でトイレのドア裏にかけた鞄に
顔面を強打。
レンズを落とし、もうダメだと思ったのに
あっけなく床上でみつけました。
ある時は、洗面所で落とし、
長いこと探しましたがお手上げです。
注文した日の夜、カランの上にみつけました。
取り寄せに時間がかかるとのことで、
キャンセルを受けてもらえました。
そうして、もう、数十年使っているのです。
1dayのコンタクトレンズも浸透しましたね。わたしは標準的な度ではないので、選ぶ余地がなく残念です。
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本日の一杯 ☕
不安なときは、人に話してみる
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不注意でコンタクトレンズを落として
探すことは度々あります。
今は、酸素透過性レンズしかないと聞きます。
もし、買い替えることがあったら、
最新モデルに眼がついてゆけるのか、
ちょっと心配になります。
あまりにも長いこと使っているので、
眼科に行き、コンタクトレンズを作りなおしたい、
と言いました。
「どうして、作りなおしたいの?
何か問題があるの?」
と聞かれました。
「長く使っているから。定期的に新しくしないと
眼によくない、という話を聞いたのです」
と答えました。
「使っていて問題がないのですよね?
レンズを調べても傷がなくきれいです。
問題がないのに買い替えをすすめるのはセールスです。
自分で考えて判断してください」
色々な人に意見を聞くことで、
不安が解消されることがあります。
自分一人で結果をだそうとせずに、
だれかに話してアドバイスをもらうと、
選択肢が増えますよ。