過去に体験した嬉しいことが、
強くこころに残っています。
そのときのような気分になりたくて
同じことをしてみます。
絶対に外さないから!
すごく楽しかった、
すごくおいしかった、
すごくしあわせな気分になった……。
それなのに、
あれ?
と思うことがあります。
違和感。
どうしてでしょう?
この場所がすき。秋のやわらかい陽に色づいた葉が映える。風が冷たく感じてもこころはほっこりしている。今のわたしにちょうどいい。 前にきたときは雨だった。まっすぐに落ちてくる雨粒が葉の緑を輝かせていた。友人と隣り合わせで座って、こんな雨の日も静かでいいね、と話したっけ。 こころを合わせられるから、この場所が好きなのかな。それができなくなったら、たぶんもう、ここにはこないと思う。
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本日の一杯☕
変わっていることに気づく
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「あのときの感動」は、
いくつものことが
重なっているのだと思います。
サービスがよかった、
友人と一緒だった、
天候があっていた、
体調や好み……。
あのときと、明らかに違うと
わかることもあるし、
あいまいなこともあります。
まわりが変わり自分も変わる。
そう思わないと、
期待が大きかった分、
がっかり度も増します。
今の自分が求めているものではない
と気づけたら、それでいいですよ。
いつまでもそこに
こころを置かないで。
自分のこころも状況も
変わってゆく。
そう思えたら、
自分を、他人を、何かを、
責めないですむと思うのです。