なごみカフェ 

~豊かなこころで、シンプルな暮らし~

若き日の愚行

 

学生時代、

どうしてあんなに自分勝手で、

根拠もないのに自信満々だったのか、

と思います。

 

そういう気持ちで行動すると

知らずに他人に迷惑をかけること、

今はわかります。

 

大事にいたらなかったので、

救われています。

 

食器を割ることが増えました。劣化もあるのでしょうけれど、取り扱いが雑になったことが原因。食器なら代替えを探せるかもしれないけれど、人の命や人生はそうはいかない。注意を払うことが必要です。  **自転車通学をしていたとき、途中に踏み切りがありました。なかなかバーが上がらないと、当然のようにバーを上げくぐって渡りました。目の前に交番があるのに慣れたものです。ある日、警察官に呼び止められ、注意を受けました。もちろん、悪いことだと認識していました。ですが、人からこころのこもったお叱りを受けると、再認識します。そして、やめるきっかけにもなるものです。だから、言っても仕方ないな、と思わずに、愛情を持って声をかけることは年長者の役割でもあると思います。

 

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 本日の一杯

 いつか、わかる

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急いでいるんです!

 

約束の時間に遅れそうでした。

 

そういうことはめったにないので、

犯罪のような、ゲームに負けるような、

そんな感覚でした。

 

 

3分縮めたらなんとかなる……。

 

 

この大きな交差点、

L字に渡ったら間に合わない。

 

 

そこで思いつきました。

 

 

斜め横断しよう。

 

 

もちろん、横断歩道はありません。

 

 

信号が切り替わる前の数秒間、

全部の信号が赤になる、

 

そのときに、

 

 

ダッシュ!!

 

ふう、これで間に合う。

 

渡り切りました。

 

 

 

「ちょっと、あなた。」

 

 

「……はい?」

(急いでいるんです~)

 

 

警察官でした。

 

 

「今の、ダメなのわかりますよね?」

 

 

「……はい! わかります!

 お話を伺いますが、急いでいるので、

 一緒に走ってもらってもいいですか?」

 

どうしてそんなことが言えたのでしょうか。

 

注意を受け、お詫びをしました。

二度としないと約束して守っています。

 

恥ずかしいことをしました。

 

警察官の方へ、

一緒に走ってくださって、

ありがとうございました。

 

 

もし、あのとき、

注意を受けていなかったら、

何度も同じことをして、

大きな事故につながって

いたかもしれません。

 

 

今はよくわかります。