なごみカフェ 

~豊かなこころで、シンプルな暮らし~

贈り主と作り主、どちらの気持ちが大切?

日本では、贈り物をする機会が

とても多いと感じます。

 

季節のイベントや慶弔など

物や金銭を贈りますね。

お返し、という習慣もあります。

 

喜びも悲しみも分かち合う、

ということかもしれません。

 

それはとても素敵なことです。

 

一方、フランスでは、

好みがはっきりわからない場合、

花を贈ることが多いそう。

 

ミネラルウォーターの銘柄さえ、

個々にお気に入りがあるからです。

 

ですから、日々のちょっとした贈り物、

というのはあまりないようです。

 

まったく逆の考え方ですが、

相手の気持ちを考える、ということは

共通しているのではないでしょうか。

 

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ラッピングにこだわる人もそうでない人も、気持ちに変わりはありません。贈る人に言葉で気持ちを伝えることを忘れずに。手渡しできないときはメッセーを添えて。大切な人だから贈り物をしたいと思うのですから。

 

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 本日の一杯 

 思いやりには、いろいろなカタチがある

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贈り主の意に反して、

扱いに戸惑うものをいただくことがあります。

 

気持ちを受けとって、

譲る、寄付をするなど、できますね。

 

そういうことができないとき、

どうしているでしょうか。

 

きちんとお礼をいい、

自分の物になったのだから、

さっさと処分してしまえばいい、

という考えがあります。

 

わたしは、以前、

この考えが受け入れ難く、

できるだけお断りしていました。

 

作り主の気持ちを処分する。

時間や材料をあっけなく処分する。

 

それが、できなかったのです。

罪悪感があって。

 

また、贈り主の好みを押し付けられている、

と感じてしまったことも。

 

それに対して、お礼をいい、

お返しの品を探すことにも、

負担を感じていました。

 

エンドレスになりそうな絶望感。

 

勝手にそう思っていたのですね。

 

形式的なことでなければ、

ありがたく受け取り、

ありがたく次のステップに。

それでいいと思うようになりました。

 

贈り主と作り主に感謝して。

 

お返しを期待して贈り物をすることは、

まずないと思うのです。

 

ですから、わたしはイベントにこだわらず、

贈りたい物をみつけたときに、と決めています。

 

誕生日やクリスマスは、贈り物がシーズンのものに

なることがありますね。

 

夏生まれの友人にぴったりな手袋をみつけたら、

冬に贈ります。

 

誕生日にはメッセージカードを。

当日に届けることができるので、

気持ちを伝える一番の贈り物だと思います。