天井が高くて開放的で広々……。
なぜか大きな住まいにひかれないのです。
手の届く範囲で暮らす安心感。
間取図を見て想像することが好きなのですが、
パターンは決まっています。
なにも置かない部屋がほしい。
多目的部屋を作りたい。
視界になにも入らない空間を。
ストレッチしたりぼんやりしたり。
小人数でホームパーティーもいいな。
季節の飾りつけをして。
それってすごく贅沢？
贅沢、と感じることは人それぞれ。
特別なように感じるけれど、
本当は日々の生活の中で、
感じられるものだとも思います。
言葉を交わさなくても、違うことをしていても、つながりを感じる。大切な人が変わりなく存在しているという安心感。だから自分のことに集中できるのかもしれない。家にいると、空気が動く気がして、それだけで家族を感じることがある。
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本日の一杯☕
幸せが満ちあふれたら、それが贅沢
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自宅を建て替えるため、
引っ越したことがありました。
仮住まいなので最小限の持ち物で
家族で小さな集合住宅で暮らしました。
外出する以外、
一日中家族と顔を突き合わせて
過ごすその時間は、
不便ながらも楽しいものでした。
新築の家に戻り、
快適になったはずなのに、
プライベート空間が充実しても
リビングに集まってしまうのです。
いまでも懐かしくなって、ときどき
かつて住んだことのある部屋の前を通ります。
そして、大切なものを
そこに置き忘れたような気がして、
少しせつなくなるのです。
今週のお題「引っ越し」
